学術活動
細胞老化研究のためのガイドラインがCell誌に掲載されプレリリースされました!
当科の南野教授をはじめとした、欧州老化生物学研究所のマルコ・デマリア博士、ルートヴィヒ・ボルツマン外傷学研究所のヨハネス・グリラーリ博士、同研究所のミコライ・オグロドニク博士の細胞老化研究の世界的トップリーダーらとともに、細胞老化研究を広く一般の研究者が適切に行うことができるようにガイドラインが作成されました!
加齢により組織に老化細胞が蓄積し、さまざまな加齢関連疾患の発症や進展につながることが分かってきましたが、老化細胞には多様性があり、それぞれの組織や細胞の種類によって細胞老化マーカーが異なるため、老化細胞を適切に同定し評価する方法が統一されていませんでした。本ガイドラインでは、老化細胞を研究するために必要なマーカーと技術について、統一されたツールセットを提供する内容になります。今後は5年をめどにガイドラインの改定を行うことを予定しています。この内容はCell誌のオンライン版に2024年8月8日付で公開され、プレリリースされました!
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0092867424006408?via%3Dihub
https://www.juntendo.ac.jp/news/19817.html
老化制御グループのページでも老化制御の研究に関する内容が記載されておりますので、こちらも合わせて是非ご覧ください。
https://juntendo-cvbm.com/research/aging.html