学術活動
心血管インターベンショングループから、深瀬達也先生の原著論文がClinica Chimica Actaにpublishされました ‼️
心血管インターベンショングループから、深瀬達也先生が1st authorとして執筆した原著論文"Combined impacts of low apolipoprotein A-I levels and reduced renal function on long-term prognosis in patients with coronary artery disease undergoing percutaneous coronary intervention"がClinica Chimica Actaにpublishされました ‼️
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0009898122013183
腎機能障害を有する患者では、腎機能低下自体でも心血管イベント発症に強く関係しますが、末期腎不全に至っていないconservative kidney diseaseの状態では脂質プロファイルも動脈硬化と強く関連しています。 腎機能障害では低HDL-C血症が特徴的であり、本研究ではHDLの中心的役割を担うApolipoprotein A-I (ApoA-I)に着目し, 腎機能障害の有無/ApoA-Iの高値・低値の4群でカテーテル治療後の予後比較を行っています。その結果、腎機能障害, ApoA-Iは心血管イベント/全死亡において独立した予測因子であり, 腎機能障害を有するApoA-I低値では最も予後が不良である事が判明し、かつHDL機能に寄与するApoA-Iの増加が予後改善に繋がる可能性を示唆しています。
1st authorの深瀬先生、指導医の土肥先生、おめでとうございます!!